鳳坂トンネル掘削半分超える

鳳坂トンネル内で説明を受ける子どもたち

 天栄村の東部地区と西部地区を結ぶ村民悲願の鳳坂トンネル(仮称)は掘削開始から1年7カ月が経過し、24日現在で延長2538㍍のうち半分を超える1320㍍まで掘り進んだ。今週は村内小学生もトンネル内を見学し、数年後に供用開始になる“未来の道”に思いを馳せた。
 鳳坂トンネルは牧之内地内から羽鳥地内を結ぶ片側1車線のトンネルで、工期は来年3月までを予定している。その後、トンネル内部や前後を整備し、2020年代前半に供用開始する予定。
 工事を請け負う大林組は平成30年11月末から掘削を始めた。発破工法で掘削し、岩塊を大型トラックで牧之内地内の残土処分場まで搬出している。
 同社は地域住民に工事に対する理解を深めてもらおうと、村商工祭や文化祭など村内行事に自社ブースを設け、工事の状況などを知らせてきたほか、村民の見学を受け入れ、広報紙を発行している。
 小学生の見学は村の歴史や文化を学び、地元への興味や郷土愛を育む「ふるさと学び教室」の一環で実施された。
 このうち牧本小(武藤賢一郎校長)は23日、6年生12人が工事概要の説明を受けた後、トンネル内にマイクロバスで移動し、現場を歩いて見学した。
 児童らは見慣れない機械や長く続くトンネルに目を輝かせ、村の未来に胸を高鳴らせている様子だった。
 約800㍍地点まで歩くと、トンネル先端約1300㍍地点を発破する警報が流れ、児童らは耳をふさいで衝撃を体験した。
 質問コーナーでは「爆薬はどのくらいの威力ですか」「使用する機械は何種類ですか」「トンネルが半円の形なのはなぜですか」など積極的に質問し、社員が丁寧に回答していた。
 なおふるさと学び教室はそのほか、龍ケ塚古墳や法燈国師座像、ふるさと伝承館などを見学し、村の歴史に理解を深めた。