須賀川高と長沼高統合は予定通り2022年

 県教委は2022年4月に開校を予定している須賀川高と長沼高の統合校について、新型コロナウイルス感染症の影響による休校期間に関わらず、現時点では統合時期を変更せずに予定通り計画を進めていく考えを阿武隈時報社の取材で明かした。
 7月8日の県議会閉会後に第3回県立高等学校改革懇談会の開催に向けて、各学校や関係機関と協議を進める。新型コロナウイルスの第2波・第3波によって県内の状況が変わった場合、その都度検討していくとした。
 長沼高存続に向けて活動している長沼高等学校存続活動委員会は、新型コロナの収束が見えない中で統合することの密集リスクから、学校を分けたままのほうが良いという考えを示し、今後は県の動向を見ながら、何かあれば要望していく方向で活動を進めていくという。
 今後のスケジュールは、両校の教職員による教育内容検討委員会の実施を継続し、統合校の教育目標、方針、魅力や特色化の検討を進め、統合校の校名や校章、校歌などを今年11月から来年2月までに決定する。来年度は統合高の案内作成、体験入学の実施のほか、保護者説明会、生徒交流会を実施する。
 2月6日に長沼高で開かれた第2回県立高等学校改革懇談会は、統合高の方向性、学習カリキュラム、生徒一人ひとりに対する支援、それぞれの地域の伝統文化の継承などの学習など様々な方向から意見交換した。
 また懇談会の席上で、存続活動委員会は、長沼高の存続を目指し署名運動を展開した6803筆と高校存続を願う思いが込められた手紙などを県教委に手渡している。
 県教委は人口の減少・少子化の進行、過疎化・高齢化、高校の小規模化、生徒の学習ニーズの多様化など社会情勢の変化から高校の特色づくり、将来を担う人材育成、教育向上を図るため、全日制と定時制合わせて25校を13校に再編成する「県立高等学校改革前期実施計画」を進めている。