中体連岩瀬支部の代替大会なし

 県中体連岩瀬支部(小林一彦支部長)は22日、今年度の岩瀬支部大会中止を受け検討を進めてきた代替大会について、連盟としての実施はしないと発表した。中止の流れを受け、市内の各競技団体では「3年生の思い出に残る最後の大会」実施に向け検討を進める動きが強まっている。
 新型コロナウイルスの感染拡大により全国・東北・県中体連の各大会の中止が決まり、予選会の支部大会も中止となった。同支部は練習成果を残す代替大会の検討を進めてきたが「部活動における体外的な練習試合の自粛が続いている」「練習方法が制限されている競技がある」「授業(特に実技教科)で様々な制限がある」、などの課題があがっていた。1種目でも実施が難しい種目があれば中体連の大会としての実施は望ましくない、現状でもすべての競技種目で十分な安全・安心の確保はできないとして、生徒の安全と新型コロナウイルスの感染拡大防止を最優先に決定を下した。
 小林支部長は「特に3年生にとってすべての活躍の場が失われ、悔しい気持ちや残念な気持ちでいっぱいだと思います。しかし積み重ねた努力は決して無駄にならず、必ず皆さんの今後の人生に役立ちます。この悔しさを高校進学後の新しい挑戦につなげてほしいです」と述べた。
 市内の競技団体は3年生の最後の活躍の場を用意できないか検討する動きが出始めている。
 このうち卓球協会県南支部は須賀川・岩瀬地区の中学3年のみに限定した「卓球王国須賀川カップ」を7月4日午前9時半から、中央体育館で無観客にした上で行う。
 もともと予定していた県南中学校選抜強化リーグの中止などを受けて準備を進めてきた大会だったが、関係者は「3年生の思い出に残る大会になれば」と期待を寄せる。
 そのほかにも、確認できただけで須賀川バレーボール協会、須賀川ソフトテニス協会、県南バスケットボール協会などで実施に向けた動きが出始めている。
 一方、「(大会など)やってあげたいが学校と協議が必要」「やるとしても保護者の同意を得なければならない」「そもそも通常の練習もまだできていない」などのハードルも低くはない。
 取材に応じた関係者は「それでも何とか3年生に最後の舞台をあげたい」と力を込めて話していた。