続報 2年連続で円谷メモリアルマラソン中止

 円谷幸吉メモリアルマラソン大会実行委員会(大木和彦委員長)は10月18日に予定していた第38回大会を中止した。実行委員会が16日に発表し、大木委員長は「幸吉さんが大事にしていた『忍耐』の言葉を胸に、今年はぐっとこらえ、来年に向けてがんばっぺない」とメッセージを添えた。
 新型コロナウイルス感染症の収束がいまだ見えず、第2波の可能性も心配されており、安心・安全な状況での実施が極めて困難であるなどの理由から、文書で委員にはかり、中止を決めた。
 昨年の大会は10月に市内を襲った台風19号の影響で開催できず、2年連続の中止となった。
 大木委員長は「円谷生誕80年の節目の年に開催できないことは主催者として非常に残念であり、ご協力頂いている関係団体、何より大会を楽しみにされているランナーの皆様に心よりお詫び申し上げます」とコメントした。また昨年の大会中止が決まった後にランナーから寄せられた「来年も必ずエントリーします!」など励ましの言葉を力に、2年連続中止を避けるための方法を探り検討を重ねたこと、全国各地から集まる同大会の性質上、日本スポーツ協会が示すガイドラインへの対応が難しく、中止せざるを得ないことなど、決断の経緯を書面で説明した。
 最後に「来年は東日本大震災から10年の節目を迎え、また東京2020オリンピック開催の記念の年であります。新型コロナウイルス感染症の収束を信じ、皆様が国立競技場の表彰台でやさしく手を振る幸吉さんに思いを馳せ、坂の町須賀川をそう快に走る姿を楽しみに、来年のお越しをスタッフ一同でお待ちしています」と次回大会に望みを託した。
 大会は市出身で東京五輪男子マラソン銅メダリストの故円谷幸吉選手を顕彰し、第2の円谷育成を目指すもので、須賀川アリーナをスタート・ゴールに毎年約3000人のランナーが健脚を競っていた。