若だんな・若社長

No.47

しぎはら こういち鴫原光一さん(44)

手づくり工房すないぷ 須賀川市丸田町245


「手作り」の発信拠点へ

台風契機に存在意義実感

 赤トリヰ本店から独立して店を始めた母・みさ子さんを手伝いたいと、 開店当初の平成10年から一緒に働き始めた。 「もともとバイクが好きで、 お客さんの一点物へのこだわりも共感できました。 だからこそ、 満足してもらえる物を提供したいと知識・技術を身に着けました」。
 昨年の台風19号では浸水被害を受け、 ほとんどの商品を廃棄した。 「店もここで終わりか」 と落ち込む鴫原さんらを元気づけたのは常連客や作家仲間だった。 「今回の出来事で皆さんとのつながりや、 店の存在意義を改めて感じました。 だから移転ではなく、 ここでまた続けていこうと決心しました」。
 新装開店後は手作りマスクの需要も手伝い、 地元の手芸店として存在感を発揮した。 子どもから大人まで幅広く対象にした手作り教室のほか、 ミシンで作業できる作家のためのレンタルスペースも運営していく予定だ。 「今後は自主イベントを企画したり、 手作り作家同士をつなげる発信拠点を目指したいです」 と前を向く。