須賀川市長選の告示まで1カ月

 8月10日の任期満了に伴う須賀川市長選は7月12日告示、19日投開票で行われる。告示まで1カ月と迫ってはいるが、4選目を目指す現職の橋本克也氏(57)=3期・越久=のほかは立候補に向けた動きはみられず、橋本氏の無投票当選は揺るがない情勢と見られる。
 橋本氏は1期目となる平成20年に県議などを務めたベテラン候補と激しい一騎打ちを繰り広げ、約1万6000票差で初当選した。その後、平成24年、平成28年の選挙は2期連続無投票で、今回も無投票となれば3期連続となる。
 市民の間からは市長職の3期連続無投票は好ましくないとの声がある一方で、昨年の台風19号水害対策や新型コロナウイルス感染対応など現職の切れ目ない取り組みを期待する声が多数派を占めるため、他候補擁立は難しいのではとの声が多数占める。
 実際に市で新型コロナウイルス感染発症後、様々な対策が本格化する前までは、あくまでも水面下の情報ではあるが女性候補や若手男性会社員の出馬がささやかれた時期もあった。
 しかし、女性候補は阿武隈時報社の取材に対し立候補を否定し、新型コロナ対策を優先して取り組む考えを示した。男性候補もその後の動きや立候補に向けた取り組みなどの情報は一切聞かれず、告示までの残された期間で立候補は難しいと見られる。
 市長選の実戦は橋本氏初当選の平成20年7月までさかのぼり、投票率は57・74%だった。昨年夏の市議選が市制初めての無投票となったこともあり、注目を集めてはいたが、台風19号水害と新型コロナ禍から選挙そのものに対する関心は告示1カ月前の現在でも依然低く、変革でなく市政の継続を望むムードが強いのではとの見方もある。
 緊急事態宣言解除後に示された「新しい生活様式」の中で行われる初めての選挙だけに、他候補出馬はもちろんだが、橋本氏陣営がどのような選挙戦を展開するのかにも注目が集まりそうだ。
 市選管(室井宏委員長)による立候補予定者説明会は、24日午後2時から市役所で開かれる。
 市選管発表の今月1日現在の定時登録者数(有権者数)は、6万3831人(男3万1301人、女3万2530人)。