鏡石町で新しいハザードマップ作成

最大想定浸水規模で見直されたハザードマップ

 鏡石町は昨年度の浸水想定区域の見直しにより県が測量した結果をもとに、阿武隈川の浸水想定を最大想定規模で見直した新しい洪水ハザードマップを作成した。これまで浸水2~5㍍とされていた地域のほとんどが5~10㍍と変更されたほか、成田地区北西や成田東地区北西、新町地区南側方向などに浸水想定区域の範囲が大幅に広がった。
 昨年の台風19号の阿武隈川の堤防決壊では浸水を想定していた最大規模の被害となり、阿武隈川は数10年おきに決壊を繰り返し、特に近年は大規模な自然災害が多発していることから、急きょ新しいハザードマップを作成した。
 避難情報の種類は、避難準備・高齢者等避難開始、避難勧告、避難指示、災害発生情報の4段階を記載し、避難行動時の目安として活用する。
 また、町民に日頃の警戒に役立ててもらうよう町ホームページでの公開準備も進めている。
 町は「浸水想定区域が見直され範囲が広がったため、台風19号の被害状況を踏まえて出水期の前に周知していく。住んでいるエリアを確認し、いざという時に備えて、もし大雨により避難をする場合は早めの行動を心がけてほしい」と話した。
 これまで町は防災情報をまとめた防災マップを配布していたが、一度見たあと忘れてしまうといった声が寄せられたため、今後は定期的に全世帯に配布し、防災の意識づけと注意喚起、周知を図っていく。
 高野池、諏訪池のハザードマップも改めて配布し、日頃の警戒に役立ててほしいとした。
 昨年の台風19号では阿武隈川の矢吹町境界付近と鈴川合流付近、鈴川の阿武隈川合流付近上流側と下流側の4カ所が決壊し、浸水区域は成田地区・河原地区で約153㌶、住宅や事業所など106棟が浸水被害を受けた。農作物も1億2377万1000円とじん大な被害を受けている。