高卒就職予定者のコロナ影響懸念

高卒者の就職に協力を呼びかける津田所長

 須賀川公共職業安定所の新規高等学校卒業予定者職業紹介業務連絡会議は4日、産業会館で開かれ、紹介業務の基本方針や運営計画、選考スケジュールなどの説明を受けた。今年は新型コロナウイルスの影響が懸念されており、これまで以上の連携体制で臨むことを確認した。
 管内9校から就職指導担当者が出席した。津田丈治所長は「昨年度は県内の就職率も3月末までに99・7%で過去最高となり、管内は100%に達した。しかし新型コロナの影響もあり、4月の全国の有効求人倍率は1・32倍で4カ月連続で対前月比減となるなど、下降局面に差しかかっている。県内の有効求人倍率も1・32倍で5カ月連続減、管内は0・99倍で46カ月ぶりに1倍を下回った。経済情勢としては、東北財政局発表の4月の県内経済状況報告では新型コロナの影響で経済状況が抑制され、厳しい状況にあると基調判断されている。日銀福島支店も県内景気は悪化していると判断した。この厳しい状況でハローワーク須賀川は関係機関と連携し、早期の新規高等学校卒業者向け求人の確保と求人提出の勧奨に努めていく。就職希望者の就職率100%達成にはこれまで以上の連携が必要となるため、ご協力よろしくお願いします」とあいさつした。
 事務局が今年3月卒業者の職業紹介状況や産業・職業別の就職件数、来年3月卒業者の求職動向調査結果などを説明した。
 今年4月に集計した求職動向調査結果では、卒業予定者1327人のうち、就職希望は416人(前年同期比65人減)、進学希望840人(同22人増)、未定52人(同11人増)で全体として進学希望者が増加傾向にある。希望する職業群のうち最も増えたのが専門的・技術的職業44人(同28人増)で、最も減ったのが生産工程の職業152人(同32人減)。
 選考スケジュールとして例年は安定所が企業向け説明会を開くが、今年は新型コロナの影響で中止し、過去3年間に求人票を出している企業290社に郵送で資料を送った。そのほか、現時点で新型コロの影響による全体のスケジュールに変更はない。
 出席者からは「通常夏休み期間中に行う企業訪問・見学が、今年は夏休み短縮で影響を受けることが懸念される」「求人数は減る前提として、状況に即した対応が求められる」など意見が出された。
 なお企業の訪問・見学などについて、安定所は現在アンケートで企業の意向を確認しており、夏休み前を目処に各校に情報発信する予定である。
 今後の主なスケジュールは次の通り。
▽7月1日=学校への求人票提示開始▽9月5日=高校から事業所へ推薦開始▽16日=選考開始