須賀川市立博物館「終息祈願」スポット展示スタート

 須賀川市立博物館のスポット展示「終息祈願 疫病と祈り」は2日から2階常設展に登場し、無病息災を祈るきうり天王のいわれや、明治19年(1886年)に須賀川で大きな混乱を招いたコレラ、麻疹が流行した文久2年(1862年)に須賀川で版行された「麻疹養生心得(版木)」などの資料が並んでいる。
 疫病に苦しみながらも乗り越えてきた歴史を振り返り、当時の人々の思いや信仰を知ってほしいと企画した。
 テーマ「疫病の流行と対策」では麻疹養生心得のほか、麻疹絵、「いろはわけ救民妙薬集」、「代官所文書」、「仁井田村役場文書」などを展示する。
 テーマ「疫病除けのまじない」では熊野牛王、元三大師の護符、鍾馗図、天神人形、白鐸図、肥後国海中の怪(アマビエ)などが並ぶ。
 そのほか狼信仰や東大寺と盧舎那仏、疫病と元号の関わりなどの解説文を展示し、当時の文化を紹介する。
 1階には江戸時代に疫病除けとして赤一色で摺られた「赤絵鍾馗」なども飾られ、来館者の目を引いている。
 観覧料は大人200円、大学・高校生100円、中学生以下、65歳以上、障がい者は無料。
 開館時間は午前9時から午後5時まで。
 問い合わせは博物館(℡75―3239)まで。