出水期を前に浜尾遊水地堤防完成

復旧工事が完了した浜尾遊水地西側の堤防

 福島河川国道事務所(小浪尊宏所長)は1日、昨年10月の台風19号で堤防が決壊し、復旧工事が完了した須賀川市の浜尾遊水地西側堤防の現地説明会を開き、昨年と同程度の台風でも耐えることができる設計であることを説明した。
 堤防は以前と同じ高さ3~5メートル盛土したほか、大型連節ブロック遮水シートで再補強し、川側のり面全てをコンクリートブロックで覆った。盛土に良質材を使用することで水の浸透率などが改善された。
 同事務所は「地域の協力と理解により、梅雨前のこの時期に完成したことに感謝しております。今後も地域の安全安心に取り組んでいきたいと思います」と話した。
 橋本克也市長は「梅雨の出水期を前に本堤が完成したことはありがたい。しかし、全ての安全性が担保されたわけではないので、『令和の大改修』とされる大きなプロジェクトに対し、国・県・流水域の地域と一丸になって対応し、より安全を確保していきたい」とコメントした。
 台風19号は市内の過去の水害を上回る被害をもたらし、死者2人、全壊180件、大規模半壊294件、半壊568件、一部損壊529件、道路などの被害は国庫補助復旧36カ所で約4億6600万円、市の単独復旧227カ所7010万円。
 事業所被害は約300件47億円、農業被害は農業用施設608件約18億円、農道など18路線6812万円、米や果樹など約210㌶2億7000万円とじん大であった。