二岐山は関係者のみで安全を祈願

登山者の安全を祈願する添田村長

 天栄村の霊峰・二岐山の安全祈願祭は21日、関係者のみが出席し橅山荘駐車場で開かれた。
 毎年5月末から6月初めに山開きと合わせて実施してきたが、今年は新型コロナウイルス感染を防ぐため、安全祈願祭のみに縮小して行った。
 添田勝幸村長、星光村観光協会副会長、仁平明彦福島森林管理署白河支所大平森林事務所森林官が玉串をささげた。
 登山道の安全を確保するてんえい山の会と役場職員による事前登山は5月末までに行われる予定で、関係者は「少なくとも入山はそれ以降にしてもらいたい」と話している。
 また二岐山を登山中に行方不明となり捜索が必要となったのは昨年1年間で2人おり、いずれも無事に発見されたが、経験を過信せず複数人で行動することやGPSを装備するなど万全な対策が求められる。
 日本三百名山の二岐山は標高1544・3㍍の男岳と1504㍍の女岳が二股に分かれて見えることからその名が付けられており、うつくしま百名山にも選定され、縁結びの山ともいわれている。
 男岳山頂付近ではアマズシャクナゲやサラサドウダンなど多くの高山植物が群生し、眼下には羽鳥湖高原、天候に恵まれれば飯豊連峰や磐梯山、猪苗代湖、那須連峰まで見渡すことができる当地でも人気の高い山の一つ。
 山開きには毎年300~400人の登山客が訪れ、山の自然と温泉などを楽しんでいた。