特報 40日ぶりに小中学校再開

学校が再開し友人らと登校する生徒たち(須賀川二中)

 須賀川市内の各小中学校では18日、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため4月8日からとられていた休校措置が40日ぶりに解除され、小学校15校3974人、中学校10校2144人の計6118人が元気に登校した。児童生徒らからは学校再開を喜ぶとともに、学習に対する不安の声も聞かれた。
 このうち須賀川三小では全校生461人が登校し授業を行った。
 昇降口で1年生の中には、自分の下駄箱が分からない児童や教室を聞く姿も見られた。
 松山祐介校長は「再開できて大変うれしいです。新型コロナウイルス感染対策には万全を図り1日も学校生活のリズムを取り戻せるように指導します」と話した。
 1年1組の佐藤幸子教諭のクラスでは「3つの約束です。教室に入る前に消毒する、友だちに触れない、お話を聞く姿勢をしっかりしましょう」と述べ、一人ひとり呼名し、児童らは返事とともに体の調子を報告していた。
 佐藤教諭から「今日は勉強と体育をやります。早く友だちつくって元気に過ごしましょう」と話すと児童らは元気な声で「はい」と返事していた。
 同クラスの大槻実紅さんは「学校に早く来たかった。友だちをつくりたい」と喜びを話した。
 須賀川二中では全校生697人が登校し、年度初めの身体測定や授業を行った。
 生徒から「学校生活がようやく始まって良かったです」と安どする声が聞かれた一方で「これまでの授業の遅れを取り戻すことができるのか不安です」といった声も聞かれた。
 薄井英一校長は「学校再開にあたり、感染者を出さないよう、手洗いうがいやマスクの着用を徹底し、学校としての対策をしながら、子どもたちに呼びかけていきます」と話した。
 また、登校を誘導していた教諭は「学校は子供がいないと寂しい限りで、再開はうれしく思います。まだ感染が収まった訳ではないので感染予防をしっかりしたいと思います」と話した。
 14日の国の緊急事態宣言解除、県の方針を受けたもので、22日までは午前中のみの授業で下校、25日以降に給食を再開し、段階的に通常の教育活動に戻していく。
 また、部活動・特設活動は6月からを予定し1日2時間以内の活動時間で日曜日・祝日は行わないほか、当面の間、対外的な練習や試合は実施しない。
 学校再開に合わせて児童クラブも開館し、22日までは午後0時半から午後6時半まで、23日は午前7時半から午後6時半まで、25日からは通常預かりとなる。
 市教委は感染症拡大の防止に向け、密集・密接・密閉の「3密」を避けた環境を整えるとともに、教育計画を工夫し授業時数を確保していく。学習の遅れを取り戻すため、夏休みや冬休みの一部を授業日とすることも検討している。
 保護者に対して、毎日の検温の継続と発熱や風邪症状がみられた場合は登校を控えた上で自宅療養するよう、新型コロナウイルスの感染拡大防止に理解と協力を求めている。