特報 市長選は橋本氏の3期連続無投票か

橋本克也氏

 任期満了に伴い7月12日告示、19日投開票で行われる、須賀川市長選まで2カ月と迫った。これまでのところ現職の橋本克也氏(56)=3期・越久=のほかに候補擁立の動きはなく、3期連続無投票の公算が大きくなっている。
 市長選に対する市民の関心度は低く、台風19号被害や新型コロナウイルスの影響をどのように乗り越えていくかばかりが話題となっている。3選連続無投票を危ぐする声もあるがあくまでも少数派で、3期の行政手腕を活かしてこの難局を乗り切ってほしいと期待する意見の方が大きいのが現状である。
 大型連休前に女性候補擁立のうわさがささやかれたが、本人に電話取材したところ「党としてもそのような考えも無いし準備もしていない。今回は候補擁立よりも新型コロナ対策に対して一致団結して立ち向かい要望を届ける方が大事」と答えた。
 取材活動を通してこの女性候補以外に、具体的な候補者名は水面下でもささやかれておらず、橋本氏の無投票4選は確実とみられる。
 一方で新型コロナの影響もあってか、橋本氏の連合後援会に動きはみられない。
 立候補予定者説明会は6月下旬に開かれる見込みで、同月1日の市選挙管理委員会で期日前投票所や開票時間などと合わせて決定される。
 3月2日現在の選挙人名簿登録者数は6万3868人(男3万1315人、女3万2553人)。
 橋本市長は昨年までの記者会見で自身の出馬について明言を避けてきたが、3月議会一般質問で4期目出馬を正式表明した。
 橋本氏は一般質問で「昨年オープンしたtetteの予想を上回る来場者に一定の満足度を得られたが、台風19号により私の中の安ど感を吹き飛ばし危機感を呼び覚ました。被災された苦悩は今もなお続いている。四半世紀に及ぶ政治活動の中で政治に終着点はなく、新たな課題は次から次に目の前に現れる。常に全力であたり終わりがないからこそ役割を全うしたと自身が得心した時に終着点を自ら定めることの信念は今も変わらない。政治に取り組む上で自分しかいないとの思いを持つことは、ことを成し遂げるためには必要だが、独りよがりの思い込みは危険だとも考えている。再び危機に直面している現状で、成すべきことを放棄することは私にとってより苦痛なこと。数カ月熟慮を重ねた結果、この局面を打開するため、これまで蓄積した経験と人脈全てをかけて、生活再建や事業継続への支援、可能な限りの防災・減災に全力を尽くすことが私に課せられた使命だと判断した。安全・安心なまちづくりは私の政策の根本であり最も重要な課題。その道筋をつくることも責務であり、新型コロナ拡大防止や秋に開館予定の2つの文化施設、合併後15年を経て地域ごとの魅力と活力の創出など、これまでの取り組みの成果を挙げるため、この夏の市長選挙において改めて市民の皆さんの審判を仰ぐ決意をしました」と述べた。
 橋本市長は須賀川市出身。須賀川高校、駒澤大学法学部法律学科卒業。平成7年4月に県議初当選し4期連続当選し、自民党県連幹事長、同政務調査会長などを務めた。市長には平成20年8月に新人同士の激しい一騎打ちを制して初当選し、2期連続無投票で現在3期目。