速報 須賀川アリーナの来年2月に利用再開か

 昨年の台風19号被害により休館が続く須賀川アリーナのメインアリーナの床の張り替え工事は7日から始まった。同日に開かれた市スポーツ振興協会の理事会で森合義衛理事長は「床の張り替えは9月中に完成の予定だが、非常用電気設備の移設工事に時間がかかるため、再開時期は来年2月にならざるを得ない」と初めて再開時期について公に言及した。
 同館は昨年10月に日本を直撃した台風19号による釈迦堂川の氾濫で、メインアリーナの床上まで浸水し、床板が反り、床下の非常用電気設備などが故障した。
 3月議会の追加議案で可決された災害復旧建築主体工事は1億5840万円で熊谷組東北支店が請け負う。工事内容はメインアリーナの床の張り替えのほか、断熱材などの整備や館内のタイルカーペット張り替えなど。
 再開にはそのほか非常用電気設備の移設工事が必要となるが、関係者によると着工後10カ月から11カ月はかかるものとみられる。
 市はこれまで年度内の再開を目指すとし、再開時期の明言を避けてきた。
 再開が来年2月となれば、1月に本来行われる予定の成人式には間に合わないため、別会場を準備するなど対応が必要になる。
 一方で昨年度中止となったスポレクフェスタは毎年2月頃に開催しており、再開後に行われる可能性もある。
 なお市では現在のところ、サブアリーナやトレーニングルーム、円谷幸吉メモリアルホールについても、消防法上の観点などから非常用電気設備の完成後の再開が望ましいため、全館一斉の再開を目指している。
 円谷メモリアルホールについては、3月にtetteで移動展示を行うなど、休館中も市民に円谷選手の偉業を伝える活動を継続してきた。今年開催予定だった東京五輪は延期となり、新型コロナウイルスの影響で公共施設は5月末まで休館が続いているが、一方で今年は円谷選手の生誕80周年の年に当たるため、資料に触れる機会を望む市民の声も根強くある。