園児・児童の預け入れ再開

感染対策の取られた教室で自主学習を進める子どもたち

 須賀川市教委は新型コロナウイルスの感染を防ぐため、国の非常事態宣言や県の方針を受け、市内小中学校や保育施設の休業を継続しているが、7日から預け先のない園児や児童に限り、預け入れを再開した。
 保育園・幼稚園・こども園は保護者に登園自粛を要請した上で再開し、小中学校は7日以降も休校を延長しているが、預け先のない家庭の児童は午前中を各小学校で、午後は児童クラブで預かりを受け入れる。
 このうちぼたん保育園(西間木千恵子園長)は7日、やむを得ない事情を持つ0歳から6歳の園児55人が登園した。
 午前8時半を過ぎると保護者と一緒に園児たちも笑顔で先生とあいさつを交わし、約1カ月ぶりの園舎に入った。
 保護者の林さんは「長引く休園だったので助かります。友だちの笑顔も見れてうれしいです」と、安心の気持ちを話していた。
 西間木園長は「園児も保護者も目いっぱいがんばってきました。登園は密になってしまうが、園で出来る限り配慮しながら、受け入れたいと思います。非常事態宣言の登園自粛できる人はお願いします」と述べた。
 阿武隈小(平原信男校長)は家庭で一人きりになってしまう低学年を中心に、約20人が登校し教室で自主学習を進めている。
 学校は預かり前に体温など健康状態を確認し、教室も平時より机の間隔を開け、窓や扉を開けたままにするなど3密(密閉、密集、密接)を避けた安全な環境を確保できるよう努めている。
 児童らは教諭の指導に従い、周囲での私語を我慢しながら一人ひとり机に向かい、課題学習を進めていた。
 午後からは児童クラブ館に移動し、保護者の迎えを待つことになる。
 預け入れが再開し、長期間にわたって継続している保護者らの負担が軽減され、胸をなで下ろしている向きも少なくない。一方で、預かり児童が急激に増えつつあることから各校では「3密」を保った環境の維持など対応に追われている。教育関係者からは「あくまでも、どうしても自宅に一人きりになってしまうなど、やむを得ない事情を持つ子どもたちが対象です。一斉に来られてしまったら安全な環境を確保するのは難しく、節度を持った利用をお願いせざるを得ません」との声も聞かれた。