中体連の全国・県大会中止

例年、 中体連岩瀬支部陸上大会が行われてきた鳥見山陸上競技場

 県中体連は28日、新型コロナウイルス感染拡大を受け、第63回県中学校体育大会(中体連)について、秋以降の種目を除き中止すると発表した。日本中体連も同日に全国大会中止を発表し、目標を失った中学生らはやり場のない悔しさをにじませている。岩瀬支部の関係者は「支部大会は連休明けに見通しを示す方向」とした。
 県中体連は各中学校に駅伝競走、スケート、スキーを除く16競技の中止を連絡した。
 文書で斎藤剛会長は、「皆さんの命を守ることを第一に考えて」と中止した経緯を説明した。また活躍の場を失った特に3年生に対し、「これまでの努力が無になってしまうことはありません。部活動で培った困難に打ち勝つ心と体、そしてともにがんばってきた部員との絆は決してなくなるものではありません。これからの人生の中で必ずいきてくるはずです」と励ましの言葉を送った。
 中止の決定は市内中学生にも大きな衝撃を与えている。
 陸上の男子3000㍍で練習を重ねていた吉田翔眞君(西袋中3年)は「新型コロナウイルスが県内でも流行し出してから、中止の可能性もあるとは思っていました。でも中学1年から全中を目指して頑張っていたので、とても悔しいです」と唇を噛む。今年の大会で8分50秒の目標タイムを達成するため、臨時休校になってからもトレーニングを続けていたという。「高校では駅伝で都大路を走れるよう、これからも練習を頑張っていきたいです」と前向きな姿勢も見せてくれた。
 また陸上男子1500㍍とサッカーに打ち込んできた鈴木奏真君(仁井田中3年)は「延期してでも大会をやってほしかったです」と話す。同校サッカー部ではたった2人の3年生で2年生8人を引っ張ってきた。「友だちとも『せっかく練習してきたのに』と話しています。しょうがないけど、とても悔しいです」、そうした中、SNSで見た桐生祥秀選手の「お互い前向きに行きましょう」という言葉に励まされたという。「将来は高校で全国大会、大学で箱根駅伝に出場し、オリンピックで活躍したいです」と語った。