続報 須賀川牡丹園、戦後初の休園

戦後初の「休園」でさびしげに見える開花した促成牡丹

 須賀川牡丹園は今年も樹齢200余年の古木をはじめ290種7000株の牡丹が咲き競う見頃を直前に控えていたが、国が新型コロナウイルスによる非常事態宣言を示したため、17日からの有料開園スタートを取りやめ、戦後初の「休園」を決めた。開園初日に合わせて大輪の花を開いた促成牡丹もさみしげに風に揺れている。当面の間は園内の散歩などでの入園もできない。
 須賀川牡丹園は250余年の歴史を誇る、全国唯一の国指定名勝として、多くの市民が誇りと愛着を覚える宝として親しまれてきたが、新型コロナ感染拡大防止のため、当面は休園する。大型連休明けの非常事態宣言解除が期待されるが、牡丹園としてはその頃の開園再開についてはまだ決めていない。

1年の安全と新型コロナ終息を願う柳沼理事長

 折からの暖冬の影響で今年の牡丹は開花時期が平年よりも早い見込みで、5月上旬の大型連休頃の見頃が予定されていた。
 17日以降は園内を当分の間は休園、無料開放も行わず、園内にはだれも入園できなくする。
 須賀川牡丹園保勝会(柳沼直三理事長)は17日早朝、園内の牡丹稲荷神社で関係者が出席して神事を行った。須田智博神炊館神社禰宜が祝詞を読み上げ、柳沼理事長、橋本克也市長、栁沼三家代表の栁沼勝馬さんらが玉ぐしをささげた。1年を通しての安全と新型コロナの一日も早い終息を願った。
 開園式は取りやめたが、開園初日に合わせて先着10人に保勝会から牡丹鉢をプレゼントした。今年の一番乗りは菊地容子さん(白河市)に贈られ、開園時間前から7人が列を作っていた。

「休園」の貼り出しと入場禁止となった牡丹園玄関

 園内の散歩を日課にしていたと言う市内在住の女性は「有料開園をしなくても園内は歩けると思っていたのでとても残念です。早く園内を歩ける日常が戻ってきてほしいですね」と玄関前で職員からの説明を聞きながらしきりに残念がっていた。
 なお、新型コロナウイルスの影響で、大型連休中のウルトラマンショーをはじめ、市民団体によるステージ、須賀川ふるさとガイドの会のボランティア案内、牡丹キャンペーンクルーによるお出迎え、市フラワーセンター企画展「ぼたんの花咲く小径展」などは全て中止する。
 非常事態宣言解除後の動向については決定次第、あぶくま時報紙面やホームページなどで随時速報していく。