特報 鏡石町内の飲食業や観光業など深刻

 鏡石町の飲食業や観光業などの業種は4月に入り近隣市町村で新型コロナウイルス感染者が発生したことから大きな影響を受けている。
 阿武隈時報社は町内の状況を把握するため10日を中心に取材し、全く先が見通せない状況に今後を不安視する声が聞かれた。
 飲食業や観光業は人の動きが少なくなったことで、一層厳しい状況に置かれている。
 扇屋会館(本町)の小林勇雄代表は「3月は約6割の予約がキャンセルし、売り上げは前年に比べると半分以下になっている。4月も約9割がキャンセルとなり非常に厳しい。7月、8月の法要に合わせた予約キャンセルの電話も入り始めている」と話した。現状デリバリーやお弁当販売などで対応しているが、先行きが分からないことに表情を曇らせていた。
 居酒屋店員は「3月の時点でも来店者数は減っていたが、4月に入ってからより落ち込んだ。早く終息してほしい」と切実に語った。
 観光施設職員によると「今年は県外からのお客様がほとんどいないため、前年に比べると売り上げは4~5分の1になっている。天候にもよるが買い物客が1ケタという日もある」と深刻な現状を話した。
 写真店主は「今の時期のメインである記念撮影関係の仕事が無くなっている。特に個人からの依頼が激減したことが大きな打撃になっている」とため息をもらした。
 花見団子などを販売する某菓子店は「そこまで大きな影響は出ていないものの、売り上げが減っているのは事実」と話した。
 また小売店主も「1日あたりお客様が約50人、売り上げにすると約2万5000円減った。今後については、このままでは厳しい部分もあるが、今後については見通しが立っていない状況」と声を震わせた。
 中国の製造品が止まるなど頭を悩ませていた建設業について建設業社長は「3月末頃から、中国製の住宅設備機器が少しずつ改善してきているが、金物や木材が入りにくくなってきているという話を聞き、今後の影響はわからない。まだ安心できる状況ではない」と語った。