「なりすまし詐欺」被害防止キャンペーン

東邦銀行で配布するチラシを手渡す署員

 須賀川署(菅野尊典署長)は14日、2カ月に1度の年金支給日に合わせて「なりすまし詐欺被害防止キャンペーン」を須賀川・岩瀬地方の金融機関5カ所で実施するため、銀行員にチラシを配り、支給日の15日に来店した高齢者に注意喚起するよう協力を呼びかけた。
 配付場所は東邦銀行須賀川支店、大東銀行須賀川支店、福島銀行須賀川支店、須賀川信用金庫本店、須賀川郵便局の5カ所。通常は署員らが直接高齢者等にチラシを配布するが、新型コロナウイルス感染防止のため今回は行員を通じた啓発活動に変更した。
 チラシ配布に合わせて、全県で展開している「留守電・出ん無視!プロジェクト」などについて説明した。
 同プロジェクトはなりすまし詐欺防止のための取り組みで、自宅の電話を常に留守番電話に設定することで、録音を嫌う犯人を撃退し、不審電話に気づきやすくするもの。
 また、詐欺被害防止には「電話でお金の話があった時は詐欺を疑う」、「家族間で共通の合言葉を決めておく」などの対策が有効とされている。
 今年1月から3月末現在で県内のなりすまし詐欺被害は38件4990万円で前年より7件58万円被害が増えた。
 オレオレ詐欺と同様の手口で被害者と接触し、キャッシュカード等を封筒に入れさせ、隙を見て別の封筒にすり替え、被害者のキャッシュカードを持ち去る「キャッシュカード詐欺盗」が16件2244万円(前年比10件1690万円増)と大きく増えており、警戒が必要となっている。
 須賀川署管内の被害は今年に入ってから発生していないが、詐欺が疑われる不審電話は相次いでおり、引き続き注意を呼びかける。