
300年の歴史と伝統守る
パノラマ的演出も目指す
300年の歴史を誇る須賀川市の観光名勝 「大桑原つつじ園」 の25代目として、 伝統を守り続けている。
長男として生まれ物心がついた時から、 先祖代々が守り続けてきたつつじ園を継承して行こうと決めた。
東日本大震災時の放射線量や風評問題などで、 大型バスの団体客などの減少が続き復興への足取りが見えていたが、 今年の新型コロナウイルス感染防止のため、 大型バスの予定がキャンセルとなり、 先行き不透明な状態であるが 「今ここで頑張るしかない」 と話す。
ここ10年で園の広さを1・5倍に広げ、 歩き易いコースなどを設けた。 ツツジは300年を超える古木をはじめ、 約3500株が見事な花を咲かせる。 2500株のシャクナゲ、 2000株のシャクヤクも園の名物として人気が高い。
今後は高齢者のために、 360度見渡せるパノラマ的なつつじ園の演出を目指している。
趣味はゴルフとドライブ。 子供4人、 妻、 母と7人家族で、 伝統を守り、 さらなる園づくりに挑んでいる。