新型コロナ市内で2・3例目が発生

 須賀川市は5日、養老乃瀧須賀川西川店に勤務している市内在住の30代男性と50代女性が市内2例目、3例目となる新型コロナウイルス感染症を発症したと発表した。いずれも1例目女性の同僚であり、濃厚接触者だった。
 県では4日の会見で、1例目女性がのどに違和感を覚える症状が出現した30日の午後6時から午後9時まで、同店でマスクを着用せずにホール担当のアルバイト勤務をしており、今後クラスターに発展する可能性があると発表した。感染が疑われる場合は県中保健福祉事務所内の帰国者・感染者相談センター(℡75ー7827)まで相談を呼びかけている。
 市内2例目の30代男性は3日に38・0度発熱し、4日は37・4度まで下がったが帰国者・接触者外来を受診、5日に検査で陽性が判明した。
 市内3例目の50代女性は3日に悪寒が出て、4日に37・9度の発熱と頭痛があったため帰国者・接触者外来を受診し、5日に検査で陽性と分かった。
 2人は軽症で県内の感染症指定医療機関に入院した。
 行動歴、濃厚接触者は県中保健福祉事務所が調査中で、2人とも同居家族に小中高校生は含まれていない。
 県によると、1例目女性の濃厚接触者は2人を含めた30日の勤務時間の同僚7人で、県中保健福祉事務所が14日間の健康観察をしている。
 また「30日当日に同店を利用した人で、健康不安があれば帰国者・接触者相談センターに相談してほしい」と呼びかけている。なお5日現在で利用客から県への相談、問い合わせはないという。
 福島医大の金光敬二教授(感染制御学)は、「(飲食店という性格上)密閉した屋内でオーダーを取ったり、近い距離で大声で話したりするため、今後クラスターに発展する可能性はある」と指摘した。
 市内感染者が不特定多数の人と接触した県内で初の事例であることから「不要不急の外出を控え、酒を飲みに行くことを含め日常生活に必須でないことを避けていかなければならない。6日から再開する学校については、机の間隔を開くなどの対策をとってほしい」と感染防止に協力を呼びかけた。