9月末試験に藤沼湖ダム灌水完了

2年ぶりに満水を迎えた藤沼ダム

 東日本大震災と同じ程度の揺れも耐えられる強度のダムとして平成25年から再建し、28年に完成した農業用ダム藤沼湖(藤沼ダム)は、貯水量が満水である150万㌧に達した。
 県では満水の状態が続いても本堤に問題が無いかなどの安全面の確認を毎週実施しており、田植えの時期に合わせて農業用水として農地約830㌶に供給し、9月末の最終確認で試験湛水が完了する。
 隣接したダム管理センターでは放水状況、水位、隙間水圧など24時間体制で監視したデータを解析している。
 復旧後の満水は平成30年3月に続いて2度目で、同職員によると「今年は暖冬の影響により降雪が少なく貯水量が心配されたが、1月末からの多量の降雨により、満水に至ったのではないか」と話した。
 平成25年に復旧工事に着手、28年10月に完了し、29年1月に試験湛水を開始し、同4月に7年ぶりに下流の農地833㌶に農業用水の供給を再開した。
 東日本大震災前の藤沼ダムは須賀川西部地域の837㌶の水田を潤す農業用水、防火用水として地域になくてはならない存在で、復旧後も周辺の温泉、宿泊施設、桜の名所として長沼地域をはじめ県内外から多くの人が訪れる憩いの場となっている。