28日から市立博物館「日展と院展」

須田珙中「念持仏」

 須賀川市立博物館の企画展「日展と院展―須賀川ゆかりの作家たち」は28日から6月7日まで41日間にわたって開かれ、角田磐谷や須田珙中、松尾敏男ら日本美術界を代表する作家約10人の日本画や彫刻など同館に収蔵された約30点の力作が並ぶ。
 同館は昭和45年8月に開館し、今年50周年を迎え、11月には「春の院展」の開催も控えている。
 日展は日本画・洋画・彫刻・工芸美術・書の5つの部門からなる総合美術展、院展は日本美術院が主催運営している日本画の公募展覧会で、いずれも国内最高峰の作品が集まる。
 市立博物館では日展・院展への出展を美術品収蔵の基準の一つとしており、今回の企画展では全国的に見ても評価の高い作品の数々を鑑賞できる。
 また晩年の珙中が一つの到達点として描き、院展最後の出展作となった「禽と獣」(昭和38年、額装、縦1・8㍍、横3・6㍍)も収蔵後初公開する。
 そのほか珙中の「念持仏」(昭和32年、額装)、磐谷の「あさつゆ」(昭和11年、二曲一隻屏風)、松尾の「朝霞」(平成16年、六曲一隻屏風)など見ごたえのある大作が並ぶ。

角田磐谷「あさつゆ」

 作品のいくつかは、軸装でできた折れや、絵の具の剥がれなどに対し、より長く状態を保つための補修が施された。展示では作品の解説のほか、補修における博物館の考え方や補修方法などの説明を盛り込む予定。
 会期中の催しとしてギャラリートークは5月9日午前11時から、同館の学芸員が作品の見どころなどを紹介する。
 観覧料は大人200円、大学・高校生100円、中学生以下と65歳以上、障がい者手帳を持っている人は無料で観覧できる。5月17日の「国際博物館の日」は観覧無料。
 開館時間は午前9時から午後5時まで(入館は午後4時半まで)。
 問い合わせは博物館(℡75ー3239)まで。