交通死亡事故続発を防止へ対策会議

交通死亡事故現場を点検し対策を考える参加者たち

 須賀川市内で1月29日から3月1日まで約1カ月の間に相次いだ3件の交通死亡事故を受け、須賀川署や交通関係機関・団体は11日に緊急対策会議を同署で開き、続発防止に向けた改善点などを検討した。
 須賀川・岩瀬地方では昨年2月に横断歩行者が犠牲となる交通死亡事故が3件続いたため、横断歩行者等妨害の取り締まり強化や歩行者優先の意識改善を呼びかける街頭PR活動などを展開し、335日間にわたり交通死亡事故0件が続いていた。
 交通死亡事故0件の継続1年を前に、1月29日午前2時4分頃に空港道路入り口交差点で原動機付自転車が軽四輪乗用自動車と衝突し運転手が死亡する事故が発生した。2月10日午後11時34分頃に稲字御所舘地内でライトバンが路外逸脱などの後、運転手が車外放り出され、自車の下敷きとなった。3月1日午前3時17分頃に丸田町地内の県道古殿・須賀川線上で大型トラックがT字路交差点を直進する際、横断歩道のない場所を右から左に横断した歩行者に衝突し、歩行者が死亡した。
 市交通対策協議会、須賀川土木事務所、県中地方振興局、須賀川地区の交通安全協会、安全運転管理者協会、地域交通安全活動推進委員協議会、交通安全協会西部支部、交通安全母の会、交通教育専門員、県警本部交通分析対策班、須賀川署が参加した。
 丸田町の交通死亡事故発生現場を点検したあと、須賀川署に移動し、対策のための意見を出し合った。
 井上俊彦署長は「すべて市民が犠牲となり、発生はすべて夜間だった。交通ルール遵守が大前提だが、ドライバーは慎重な『かもしれない』運転、歩行者は車の直前・直後の横断を避けるなどの対策が必要」、大木正弘交通安全協会会長は「交通死亡事故0件が続いていたが、また振り出しに戻ってしまった。協会として交通マナーアップを図り、死亡事故がなくなるような活動をしていきたい」と述べた。
 参加者らは「街頭広報、家庭内での啓発活動実施」「外国人を含めた社内教育」「道路に速度注意等のペイントを入れる」「夜間の反射材活用」など様々な意見を上げ、続発防止に向け協力を確認した。