消防団の防災アプリが総務大臣賞

市役所周辺を表示した 「SAFE」 画面

 須賀川市木之崎の情報サービス業・情報整備局(和田晃司代表)が開発した消防団員向けの地域防災アプリケーション「SAFE」が、総務省のICT地域活性化大賞2020で県内初の最高賞総務大臣賞に選ばれた。
 和田代表らが自身の消防団活動体験を基に開発したアプリケーションで、火災発生を登録団員全員に瞬時に伝え、出火場所や水利(消火栓など)を画面上の地図に表示するだけでなく、団員や消防車両の出動状況と位置なども確認出来る仕組みとなっている。
 須賀川市消防団では2018年7月から実用化し、ほぼ全員の消防団員が登録し、素早い状況配信と共有により、これまで以上に安全・安心な団活動につながってきた。
 昨年は古殿町でも採用されたほか、県内外の自治体・消防団からも注目を集め、新年度以降の正式導入へ準備が進められている。
 火災発生現場と水利施設の場所を地図上に表示することで、夜間出動や管轄外の現場で複数の消防団が協力して消火にあたる場合に効率的な行動が出来るだけでなく、危険現場における団員のけが防止にも大きく貢献してきた。
 将来的に昨年の台風19号などのような自然災害にも対応した情報発信を目指しており、さらなる地域の安全・安心づくりに貢献していきたいとしている。
 和田代表は「これからも地域防災の要である消防団の活動をサポートしていきたい」と話す。
 地域活性化大賞2020には、全国から情報通信技術(ICT)を活用した事例67件の応募があった。