新型コロナは給食関係業者にも影響

 新型コロナウイルス感染拡大防止のための一斉休校により、市内小中学校の給食に携わる業者など一部影響が出始めている。4月予定の修学旅行も軒並み延期の見込みとなっており、旅行業者への影響も予断を許さない状況だ。
 学校給食は学校ごとに地元商店や業者が卸し、各校給食室や給食センターで調理して児童生徒に温かな昼食を提供している。一斉休校により、昼食時も子どもたちの楽しい時間が教室に訪れることは無く、全校ひっそりと静まり返っている。
 市内や天栄村の小中学校にパンを納めている日の出屋の服部晃代表は「従業員の生活もあるので、急に長期間にわたり給食がストップするのは材料費や人件費などの観点からも大変困る。県パン協同組合が緊急融資などを話し合っているが、業者向けの国・県による補償などの対応に期待している」と話した。
 一方で野菜を提供するはたけんぼの深谷隆店長は、野菜は出荷量に応じて地元生産者と市場から仕入れたものを提供しており、コメも給食用は価格が安定している。休校で給食はストップしたが、生産者から出荷された野菜は通常通り店頭販売するなど対応出来るので営業にそれほど影響は出ていないと答えた。肉などの業者も同様との情報がある。
 3月分の給食費は先日の市内校長会で6年生分は返金し、5年生以下の児童は次年度への持ち越しとする方針をほとんどの学校で採用するとしている。
 本格的な春の観光シーズンを前にトラべックスの佐久間光一代表取締役は、「4月に予定していた修学旅行は全て延期となり、予定が立たない状況。団体旅行も参加人数の大小にかかわらずキャンセルが続き大きな打撃となっている」と話し、感染拡大の早期終息と一日も早い日常の復旧を望んでいた。
 一斉休校で春休みの予定を変更したと話す20代の保護者は「せっかくの旅行もキャンセルしました。言葉にしませんが、子どもたちも少しずつストレスをため込んでいるのが心配。4月には元気に外遊びができる雰囲気が戻ってきてほしい」とため息を漏らしていた。