橋本市長4期立候補を表明

進退を表明する橋本市長

 今年8月に任期満了を迎える現職の橋本克也市長(56)=3期・越久=は4日開かれた3月議会一般質問で鈴木正勝議員への答弁に対し、危機的状況を乗り越えるためこれまでの経験や人脈全てをかけて臨む考えを示した上で、4期目の立候補を「この夏に改めて市民の皆さんの審判を仰ぐ」と明言し、7月とみられる市長選立候補を正式表明した。
 橋本市長は3期12年の実績・評価について「私が考える政治は政策を掲げ実現に向けて取り組むことであり、評価は市民の皆さんにゆだねることが基本的姿勢です」と答え、協働のまちづくりを掲げた任期の中で震災など極めて厳しい状況だったが、最大のピンチを最大のチャンスに、9年の歳月で創造的復旧・復興に一丸となってともに苦難を乗り越えられた。「私にとって震災復興事業を通して自分の目指すまちづくりを具体的に推し進められたことは幸いだった。目指すべきまちづくりへ『選ばれるまちづくり』にまい進してきた」と述べた。
 4期目の出馬に向け、「昨年オープンしたtetteの予想を上回る来場者に一定の満足度を得られたが、台風19号により私の中の安ど感を吹き飛ばし危機感を呼び覚ました。被災された苦悩は今もなお続いている。四半世紀に及ぶ政治活動の中で政治に終着点は無く新たな課題は次から次に目の前に現れる。常に全力であたり終わりがないからこそ役割を全うしたと自身が得心した時に終着点を自ら定めることの信念は今も変わらない。政治に取り組む上で自分しかいないとの思いを持つことは、ことを成し遂げるためには必要だが、独りよがりの思い込みは危険だとも考えているが、再び危機に直面している現状で、成すべきことを放棄することは私にとってより苦痛なこと。数カ月熟慮を重ねた結果、この局面を打開するため、これまで蓄積した経験と人脈全てをかけて、生活再建や事業継続への支援、可能な限りの防災・減災に全力を尽くすことが私に課せられた使命だと判断した。安全・安心なまちづくりは私の政策の根本であり最も重要な課題。その道筋を作ることも責務であり、新型コロナ拡大防止や秋に開館予定の2つの文化施設、合併後15年を経て地域ごとの魅力と活力の創出などこれまでの取り組みの成果を挙げるため、この夏の市長選挙において改めて市民の皆さんの審判を仰ぐ決意をしました」と述べた。
 橋本市長は須賀川市出身。須賀川高、駒澤大学法学部法律学科卒業。平成7年4月に県議初当選し4期連続当選、自民党県連幹事長、同政務調査会長などを務めた。市長には平成20年8月に新人同士の激しい一騎打ちを制して初当選し、現在3期目。2期連続で無投票当選した。