鏡石町当初予算56億8900万円

予算を説明する遠藤町長

 鏡石町の遠藤栄作町長は27日、町役場で新度当初予算と主要事業について記者発表した。一般会計予算は総額56億8900万円(前年度比2億7900万円、4・7%減)と説明した。
 遠藤町長は「本町を取り巻く財政状況は危機的状況に追い込まれていることを職員の共通認識として、国・県の動向や住民ニーズなどの情報収集と各種事業の緊急度、優先度を考慮し、財政が担う役割を検証した上でより一層の創意工夫を行っていく。また台風19号の甚大な被害に対し、被災者の生活支援や応急復旧を最優先で取り組んでいるが、今後も引き続き生活再建、インフラ整備に取り組んでいく。町の持続的な発展を目指すため、駅を中心としたコンパクトな町づくりをし、通勤に便利、住むのも快適、子育てしやすい環境を備えた町、『かわる、かがやく、牧場の朝のまちかがみいし』実現に向けて各種事業の推進に努める」と話した。
 歳出概要の重点事業として被災者支援事業に4395万5000円、原子力災害対策関連事業に7422万4000円、子育て支援関係事業に1154万9000円、進化する鏡石実行プロジェクトに2343万2000円。
 このうち新規事業は、被災者支援事業の令和2年度の作付けが困難な農家を10㌃あたり2万円の支援を70人ほど想定した「農地など被災稲作農家営農維持・継続支援事業」に904万円、農機具など高台に移転するための土地の賃借料として「農機具など緊急移動支援事業」に25万円。
 鏡石二小の老朽化に伴い施設を改修し、蛍光灯のLED化や水洗トイレを導入することで児童たちの勉強環境の改善を図る整備事業に1600万円。
 東京2020オリンピック大会記念事業に184万5000円。町民の記憶に残るイベントとして、鳥見山競技場に巨大なテレビを用意し、小中学生を観覧招待し、オリンピックの雰囲気を体験してもらう。
 高齢者運転免許証自主返納者サポート事業に30万円で免許証の返納時に交通機関の利用補助として1万円を支給する。大規模な水害などに対応するための救助用ゴムボート購入費用として29万2000円。
 ほか来年度からのプログラミング授業導入に伴い、情報化教育推進事業に1430万3000円で、GIGAスクール構想に基づき1人1台の情報端末を提供する。5年後までに全生徒児童に配布予定。
 町内学校のプールの老朽化に伴い、全小中学校でプール利用をやめ、町民プールで授業を行う小中学校町民プール利用事業に517万5000円。
 駅東第1土地区画整理事業に1億5121万2000円で、快適な都市づくりを目指す平成26年度から本格着工していた駅東第1土地区画整理が完了し、(仮称)健康福祉センターなど建設予定の第3工区に取りかかる。
 安心安全の水の安定供給を図るため、新浄水場の整備を行う第5次上水道拡張事業に15億1450万円。