新型コロナウイルス影響徐々に、修学旅行概ね延期

 須賀川市教委は26日、新型コロナウイルス感染症の全国的流行を受けて、中学校の修学旅行をはじめとした教育活動実施上の留意点を市内全小中学校に通知した。生徒・保護者通知がまだできていないため検討中と答える学校もあるが、今春の中学校の修学旅行は概ね延期の方向で検討を進めていることが各校への取材で分かった。
 厚労省発表などを受け、25日の市小中学校長会で市教委に対し修学旅行や校外活動について方向性を示すよう声が挙がった。
 市教委は全国的に新型コロナウイルスが感染拡大傾向にあるため①修学旅行や見学学習等、校外における学校行事を計画している場合は、児童生徒の安全確保を最優先にし、実施・中止・延期などについて、児童生徒・保護者に対し十分な理解を得て行う②延期する場合の実施時期については、感染の状況を注視するとともに、業者等と相談し、現段階で実施できる可能性のある時期を検討すること―を文書で通知し、これを受け各校は対応に追われている。
 今春の修学旅行について26日夕方の本社電話取材に対し、あくまでも保護者説明がまだであり、代替えスケジュールや日程が決まっていないことを前提に、全10中学校のうち3校が延期、4校が延期を前提・視野に検討中、2校が校内検討中、1校が調整中との返答があり、確定事項ではないが概ね延期する考えが示されている。
 新型コロナの影響による修学旅行日程変更は今後3月以降に保護者説明がある予定だが、宿泊施設などのキャンセル料発生、学校行事との兼ね合いによる実施時期、スケジュールの大幅変更、新たな保護者負担など懸念事項は多く、一部保護者からは中止を心配する声や受験を控える3年生なので時期を熟慮してほしいなどの声が聞かれた。
 また小学校においても卒業式の規模縮小、校外学習活動などを中止または延期に向けて検討を進めている学校もあり、今後の動向が注目される。