広戸・大里・牧本小統合の答申

久保教育長に答申する天野特任教授

 少子化に伴う天栄村教育委員会の第3回小中学校のあり方検討委員会は20日、文化の森てんえいで開かれ、広戸・大里・牧本の小学3校を統合した新校の開校などを盛り込んだ答申書を委員長の天野和彦福島大特任教授が久保直紀教育長に手渡した。
 村立小中学校の適正規模及び配置等や具体的な方策を村教委が検討委員会に諮問し、これまで2回の会議で保護者アンケートや村教委の教育ビジョンをもとに方向性を検討してきた。
 第3回は委員16人が出席し、最終的な答申をまとめた。
 答申では今後の児童生徒数の推移を鑑み、多人数の中で切磋琢磨しながら学び、クラス替えできる学級規模となるよう3校の統合を求めた。校舎は老朽化や教室数の確保のため、新校舎建設が望ましいとした。また統合後も各校の歴史や伝統、地域とのつながりを十分配慮することを盛り込んだ。
 湯本小については、通学距離の課題や保護者の願いもあることから、今後も現存させるよう方向付けした。
 委員からは「湯本小の子どもの気持ちを尊重し、今後変わりうる保護者の意見にも柔軟に対応すべき」との意見も挙がり、新年度に立ち上げる(仮称)学校統合検討委員会で配慮することとした。
 湯本中は令和5年に生徒数が0人となることから、行政と湯本地区住人や保護者等が熟議する場を設け、児童生徒の思いも反映させながら、早急に存続や統合について結論を出すよう求めた。
 天栄保育所と天栄幼稚園は互いに連携しあうことができる教育施設や環境等を検討し、保幼小中で一貫した教育の推進を講じる。
 新年度早期に立ち上げる(仮称)学校統合検討委員会では、新校舎建設の有無と立地箇所、保幼小中の連携や接続を含めた望ましい学習環境の整備、通学方法の確保等を協議し、愛村心を育むふるさと教育や保幼小中一貫した教育のさらなる充実を目指す。また空いた校舎の活用に向けた村としての計画の具体化なども話し合う。通学面ではスクールバス等の適正配備、乗降場所の設定なども協議する。