須賀川絵幟の「令和鍾馗」特別展

市役所に展示された「令和鍾馗」

 須賀川市は3月22日まで市役所みんなのスクエアに、市無形文化財(工芸技術)認定保持者大野青峯さん(本名修司さん・須賀川絵幟吉野家6代目)作「令和鍾馗」特別展を開いている。
 須賀川絵幟は江戸時代を代表する銅版画家亜欧堂田善が節句飾りとして描いたのが始まりとされ、その技法を吉野家が現代まで受け継いできた。
 大野さんは吉野家6代目として貴重な手書き絵付け技術の継承だけでなく、色やデザインに現代感覚を取り入れた新商品開発や後進育成にも努めている。
 これまでの功績が認められ、昨年12月18日付で、須賀川絵幟を市指定無形文化財(工芸技術)指定、大野さんを技術保持者として認定した。
 指定・認定を受けて大野さんは、不動・八方など3つの技法で描いたオリジナル新作絵幟「令和鍾馗」(縦80㌢×横60㌢)に「被災した須賀川が再び上を向いて未来に向かって歩んでほしい」の願いを込めて描き、6日に市へ寄贈した。
 今回の特別展示は伝統文化である須賀川絵幟を広く市民に周知し、大野さんの思いと文化財への理解を深めてほしいと企画した。
 新作絵幟「令和鍾馗」とともに、無形文化財保持者認定書、案内文などを展示し広く観覧を呼びかけている。