鏡石町成田地区の移転希望が半数超える

高台移転について意見を交わす出席者

 鏡石町の台風19号被害に関する復旧・復興支援懇談会の第3回会合は18日、成田構造改善センターで開かれ、遠藤栄作町長、小貫忠男副町長、成田区役員らが出席し意見を交換した。
 遠藤町長は「住民の命と財産を守って安全安心な暮らしのためにも、地域に有効な事業を行っていきたい」、高原益資成田区長は「農家としての意見を出し、吸い上げてもらうことが必要である」とあいさつした。
 成田区被災者に実施したアンケート調査結果は1月10日時点で回答率63・4%。今後の住宅の考えについて、「被災住宅を修繕して住む」の63%が最も高く、「建て替え」10%(同じ土地6%、所有する別の土地2%、新たに土地購入2%)、「賃貸住宅を借りる」4%となった。
 集団の高台移転について、「将来的に移転をしたい」38%、「早い段階で移転をしたい」15%と、移転希望が合わせて53%と半数を超え、「今までの土地に住みたい」は31%に留まった。
 国直轄事業の阿武隈川上流直轄河川大規模災害関連事業の着手について、新たな遊水地整備の候補地として、鏡石町、玉川村、矢吹町の3カ所が選ばれ、春頃に各地区で住民説明会を開くことなどが説明された。
 成田区役員からは「遊水地と高台移転はセットで考えるべきなのか」「高台移転は住宅のみで農地に関してはどうなるのか」など質問がされ、意見を交わした。