俳句ポスト年間特選句

 須賀川市芭蕉記念館は17日、令和元年度俳句ポスト年間特選句を発表した。一般の部特選の牡丹賞は大田元一さん(桑折町)の「祈りの炎星を焦がして松明し」、子どもの部特選のぼたん賞は安藤和貴君(阿武隈小6年)の「とう明なトンボの羽が森を来る」が選ばれた。
 奥の細道をのこした俳聖ゆかりの地須賀川は、多くの俳人・文人を輩出したまちであり、「俳句のまち須賀川」を発信し、市民と観光客に俳句に親しんでもらうため、昭和60年から市内景勝地23カ所と市内全小中学校に俳句ポストを設置して作品を募集している。
 昨年1月21日から今年1月20日まで、全国各地から3381人8591句(前年度比7人617句減)の投句があり、森川光郎桔槹吟社代表、同社同人、阪路卓美さん(暦日俳句会)が選者を務めた。
 一般特選の牡丹賞受賞者には、作者自筆の受賞句を御影石に彫った石楯と旅行券など、子ども特選の牡丹賞は図書カード1万円分と俳句メダルなどを、年間秀逸句受賞者にも石楯や図書カード、俳句メダルなどを贈る。
 成績は次の通り。
◇一般の部▽年間特選句・牡丹賞=大田元一(桑折町)「祈りの炎星を焦がして松明し」▽年間秀逸句・赤松賞=有馬洋子(栄町)「赤松の木肌ほろほろ夏兆す」▽同・翡翠賞=関根邦洋(梅田)「撥条のほどけるやうに牡丹の芽」
◇子どもの部▽年間特選句・ぼたん賞=安藤和貴(阿武隈小6年)「とう明なトンボの羽が森を来る」▽年間秀逸句・あかまつ賞=殿原奈津子(白方小3年)「かいだんぼひと足ひと足のぼる春」▽同・かわせみ賞=鹿野隼矢(柏城小1年)「かまきりはおうじゃのけんでなにをきる」▽年間入選句=添田希逢(西袋一小)「しぎょうしきせみのチャイムなっている」、長谷川由奈(柏城小2年)「あさがおに一つだけあるちがう色」、張堂春花(須賀川1小3年)「水たまり夏の葉や市がうつってる」、石岡彩空(須賀川二小3年)「すいせんの花がさくとき4年生」、鈴木果乃(阿武隈小5年)「登下校橋からみえる冬の山」、深谷昇生(白方小5年)「冬の朝ぼくのあしあとだけの庭」、今野結奈(須賀川二小6年)「制服を買ってもうすぐ中学生」
◇年間優秀校・等躬賞=西袋一小、白方小