堤防かさ上げなど5項目を市に陳情

要望書を渡す鈴木会長たち

 昨年の台風19号からの復旧を目指す丸田町、館取町、茶畑町の一部の住民による「安全で安心して暮らせる町づくりの会」(鈴木重会長)は29日に市役所を訪れ、橋本克也市長に要望書を手渡し、釈迦堂川の堤防のかさ上げなど5項目を陳情した。
 鈴木会長、村山広嗣副会長、安積昭好丸田町内会長と事務局の大寺正晃市議が出席した。
 鈴木会長は館取町で2人の犠牲者が出たことや町内約80%が甚大な被害を受けたことなど伝え、「もう住めないと移住を決めた人、家を取り壊す人も出てきた。残ると決めた人たちも不安を抱えている。この素晴らしい町から人が離れていくのは本当に悲しく、もう一度昔のような町にしたいと会を発足した」と説明した。
 要望は○館取町地区及び市民温泉裏側の釈迦堂川堤防のかさ上げ○釈迦堂川の河床掘削○釈迦堂川の国道4号から下流の河川整備○館取町地内への高排水能力ポンプの設置及びポンプ場の確実な防災対策○地域コミュニティ再建のための支援―の5項目。
 橋本市長は「市としても被害は重く受け止めており、対策についてできることはすべてやり尽くそうとしている。河川管理者の国・県にはすでに改修などを求めているが、安全確保の対策やコミュニティ再建など含め、今後支援を惜しむことなく進めていきたい」と述べた。
 また釈迦堂川の河川管理者は国・県であることから「皆さんと歩調を合わせ、協力して対策に取り組んでいきたい」とした。
 なお同会は2月中旬頃に報告を兼ねた全体会を再度開く予定。