文化財防火デーで初期消火訓練や査察

護真寺で初期消火に取り組む総代たち

 須賀川市の第66回文化財防火デーに係る防火診断査察と初期消火訓練は27日、県指定文化財宝冠釈迦如来座像などを安置する護真寺(横田)をはじめ市内3カ所で行われた。
 昭和24年に法隆寺金堂が炎上し貴重な壁画が焼損した1月26日を文化庁と消防庁が「文化財防火デー」として提唱し、火災や震災などから文化財を守る活動を全国的に展開している。
 須賀川市も毎年運動の趣旨に賛同し、関係者や管理責任者らの協力を得て防火査察などを行い、防災意識の向上と市民の文化財保護への理解と啓発を図っている。
 今年は護真寺(横田)で初期消火訓練と防火査察、白山寺(上小山田)と神明神社(狸森)で防火査察を行った。
 護真寺には市文化振興課職員、須賀川消防署長沼分署員、矢部信一同寺総代代表ら12人が集まり、本堂南からの出火を想定して119番への通報訓練、水消火器を使った初期消火などを体験した。
 水消火器を持った総代衆らは「火事だー」のかけ声とともに発火物に見立てた目標に向かって水をかけ、消火に必要な手順を再確認していた。
 防火診断査察は護真寺で宝冠釈迦如来座像や市指定文化財の不動尊画像など、古寺山自奉楽が奉納される白山寺では観音堂(1752年建立)、狸森南上組自奉楽を奉納する神明神社では銘棟札(1717年)などの防火体制を管理者とともに確認した。