相澤晃選手が母校長沼中で講演

母校の後輩たちに挑戦の大切さを説く相澤選手

 今年の箱根駅伝や全国都道府県対抗駅伝で圧巻の走りを見せた東洋大4年生の相澤晃選手は22日、母校の長沼中(小貫崇明校長)を訪れ、小中学生たちに挑戦することの大切さを伝えた。
 長沼中の職業講話「先人(先輩)に学ぶ」の特別講師として迎え、小貫校長から相澤選手にインタビューする形で進められた。
 相澤選手は地元の後輩たちに「今は一つのことに絞らず多くのことに挑戦して選択肢の幅を広げ、大人になるときに一つの道を決めれば良い。一番大切なことはいつも助けてくれる人に感謝することで、思うだけではなくしっかりと言葉に出して伝えること」と話した。
 大学生活について「多くの人に支えられて築き上げた4年間」と振り返る。骨折や急性胃腸炎などで挫折を経験した際、友人から「雪に耐えて梅花麗し」という言葉を掛けられた。困難や試練を耐えて乗り越えれば大きく成長でき、大成には忍耐が不可欠という意味の言葉で、今の自身につながっているという。
 また酒井俊幸監督の「その1秒をけずりだせ」という言葉から、日常生活の1秒1秒を大切にしてく姿勢を学んだ。整理整頓や食生活など身の回りのことをおろそかにしない生活が7大会連続区間賞など記録にもつながった。
 同郷で明治大の阿部弘輝選手について「中学一年から一緒に練習し、競い合った仲間で、学法石川高にも私が誘った。高校時代負けて悔しい思いも経験したが、別の大学に進学して対抗意識を燃やしていた。今後は五輪に向けて仲間、ライバルとして切磋琢磨していきたい」と話した。
 東京五輪は「前回、円谷幸吉選手が銅メダルに輝いており、縁を感じる大会。1万㍍はまだチャンスが残っているので選手に選ばれるようがんばりたい」と意欲をみせた。
 講話後、体育館に移動し、ストレッチやウォーミングアップなどの実技を指導、児童生徒を代表し長沼中の廣田歩叶君が相澤選手に花束贈呈し、全員で記念撮影をした。