市立博物館で資料収めた図書2冊刊行

新たに発行した図書2冊

 須賀川市立博物館は「阿武隈考古館コレクション」や「芭蕉・曽良・等躬三子三筆詩箋」など選りすぐりの収蔵資料を収録する「博物館名品集-須賀川のたからもの」、代表的な雛人形コレクションを集めた「須賀川のおひなさま」の図書2冊を刊行した。
 昭和45年に開館した同館は今年設立50周年を迎える。
 新刊は同館学芸員2人が中心となり執筆・編集し、「須賀川のたからもの」は1500部、「須賀川のおひなさま」は2000部発行した。
 博物館設立の契機となった阿武隈考古館の資料や須賀川市史を刊行した昭和40年代から50年代のあとに蓄積された資料や研究成果などを反映し、須賀川を知る上で重要な資料や作品を概観できる内容となっている。
 また全ページフルカラーで資料の特徴がわかりやすい写真を大きく使用している。
 「須賀川のたからもの」は鏡石町成田遺跡から採集した旧石器時代のナイフ形石器・石刃をはじめ、上人壇廃寺の出土品、須賀川城下町絵図、須賀川ガラス、角田盤谷の絵画など28点を解説文とともに収めた。
 また画僧・白雲の「岩瀬郡須加川町耕地之図」を折り込み4ページで大きく掲載したほか、「松尾芭蕉筆『かくれがや』七吟歌仙」や「芭蕉・曽良・等躬三子三筆詩箋」を写真と全文で取り上げた。
 「須賀川のおひなさま」は900点を超えるコレクションの中から、各時代を代表する資料28点を載せた。
 また「雛人形の飾り方-男雛と女雛の右・左」「町人の雛 武家の雛」など雛人形に関わるコラムを掲載している。
 そのほか竹内家旧蔵古今雛の修繕過程を詳しく取り上げ、後世に残し続けるための修繕の考え方やX線写真でみる人形の内部構造などを知ることができる。
 いずれも1000円で、同館売店で購入できるほか、通信販売での購入も受け付けている。
 問い合わせは同館(℡75―3239)まで。