消防本部意見発表会の最優秀賞は遠藤消防士長

最優秀賞を受賞した遠藤消防士長

 須賀川地方広域消防本部(水野弘美消防長)の消防職員意見発表会は17日、同本部で開かれた。最高賞の最優秀賞には遠藤港消防士長(石川消防署)の「ウェルカム」が選ばれた。遠藤士長は同本部代表として2月の県大会に出場する。
 概ね勤続8年目にあたる職員を対象に、職務を通して得た認識や課題をテーマに発表し、消防活動の諸問題に関する一層の知識の研さんや意識の高揚を図る目的で昭和52年度から実施している。
 今年度は職員代表ら8人(出場者名既報)が演壇に立ち、台風19号被災経験を通した防災活動の重要性、心肺蘇生法補助デバイス、外国人被災者への適切な対応、山間地域での消防活動、子どもの防災教育などをテーマに一人ひとりが熱っぽく持論を展開した。
 渡邉真二市教委学校教育課指導主事を審査長とし、地元報道機関記者、水野消防長ら計5人が審査員を務め、発表内容(論旨の一貫性、充実度、感銘度)、意見性(問題意識、具体性、将来性)、発表力(話し方、表情)の3項目で評価した。
 最優秀賞を受賞した遠藤消防士長は、近年増加する外国人観光客や労働者に適切に対応するための外国語対策、特に英会話を取り入れた救急隊教育プログラムの導入を訴えた。
 日本全国の消防では多言語音声本訳アプリ「救急ボイストラ」の導入が進んでいるが、当本部は山間部も多く電波が入りづらい場所がある、翻訳に多少の時間がかかるなど、緊急度・重症度の高い現場において遅れが生じる恐れがあるため、必要最小限の英語力が必須だと呼びかけた。
 また今夏の東京2020五輪に向けて、自身もコミュニケーション能力を高め、自己研さんに努めていきたいと決意を語った。
 遠藤消防士長は2月12日に福島市で開かれる県消防職員意見発表大会に出場する。
 2位相当の優秀賞は須田勝仁消防士長(石川消防署浅川分署)の「少しでも早い避難へ向けて」、3位にあたる努力賞は七海純一消防士長(須賀川消防署)の「子供の防災教育」が選ばれた。