広域消防本部の昨年の救急業務状況

 須賀川地方広域消防本部(水野弘美消防庁)は昨年1年間の救急業務実施状況の詳細をまとめた。昨年の救急車要請から病院までの平均収容所要時間は53分54秒(前年比47秒延伸)で、過去最長の収容時間となった。
 昨年1年間の救急出場件数は5366件(既報)で、1日平均件数は14・7件、住民の約27人に1人が利用した。
 事故種別では急病が3509件で救急出場件数の約7割を占め、次いで一般負傷、転院搬送、交通事故と続く。
 昨年の特色として、鏡石町内で発生した突風及び台風19号による水害等、自然災害による救急出場が16件あった。
 搬送人員の合計は4958人で、内訳は入院加療を要しない軽症者が2165人と全体の43・7%を占めた。緊急性がなく不搬送となる事案は445件(前年比8件増)で、さらなる救急車適正利用促進のPRが必要とされている。
 搬送人員を年齢区分別にみると、65歳以上の高齢者が2997人(前年比107人減)で全体の約6割を占めている。
 同本部では救命率の向上のため、市消防団員をはじめ老人福祉施設、医療従事者等21人に応急手当普及員の資格を取得してもらい、応急手当の普及を図っている。
 またバイスタンダー(近くに居合わせた人)の活躍で救命率向上が期待されることから、さらなる応急手当の普及啓発に努める。