台風浸水で流された丸太人形“帰宅”

 昨年10月の台風19号によって流され行方が分からなかったお店のマスコットである丸太人形が約1カ月半ぶりに「ただいま」と書かれたメモを付け戻ってきた。届け主は分からないものの、この心優しい行為、冬寒の中、ホットな話題を呼んでいる。
 丸太人形が無事に“帰宅”したのは須賀川市小作田梨木内地内、水郡線踏切の脇にある「わくや衣料店」。同店のマスコットとして4体が店頭に置かれ、来店者を出迎えていた。
 台風の浸水被害により、4体のうち3体が流されてしまい、店主の鈴木徹夫さんが周辺を探し回った末に2体を見つけたものの、残りの1体を発見することができず諦めていた。
 ところが約1カ月半分後の11月28日、お店のシャッターを開けたところ、胸に「ただいま」と書かれたメモ用紙が貼られた丸太人形が置いてあった。 人形を見つけ、同店のマスコットであること知る人が名前も告げずに届けてくれたのだ。
 鈴木さんは「この心の優しさを忘れずに、いつまでも感謝したい」と、「ただいま」と書かれた用紙を大切に保管している。
 4体そろった丸太人形は、また仲よく店頭に飾られている。
 この話題は「ほっこり温かい話」(匿名)として阿武隈時報社に寄せられたことから同店に取材し明らかになった。