骨髄ドナー登録に助成金

 白血病など血液疾患の治療に必要な骨髄バンクへのドナー登録に対する関心が全国的に高まる中、須賀川市は骨髄などを提供した人を対象に助成制度を開始した。
 骨髄の提供は白血球の型(HLA)が適合している必要があり、血縁関係にない人同士の適合率は数百から数万分の一といわれる。そのためより多くの人のドナー登録を必要としている。
 昨年2月に水泳の池江璃花子選手が白血病を公表したことをきっかけに、治療に必要となるドナー登録に対する関心が全国的に高まった。
 一方で骨髄の提供には対象医療機関に入院や通院を要するため、ドナーの負担も少なくないことが登録推進の課題となっている。
 対策として各自治体での助成制度の整備が進んでおり、市の同制度開始はより多くの患者を救う一助になると期待を集める。
 助成金は通院または入院に対し1日あたり2万円、上限14万円を支給する。
 対象は昨年12月26日以降に骨髄を提供した人で、提供日に市内に住民登録があり、所属する企業などでドナー休暇制度がない人、もしくは自営業。ほかの助成金との併用はできない。
 なお提供の最終合意前に行うコーディネーターからの説明や確認検査は助成対象とならない。
 申請は市ホームページか健康づくり課窓口の交付申請書兼請求書、骨髄提供の完了を証する書類、市税の滞納がないことを証明する書類、雇用関係等証明書または休業に係る申立書が必要となる。
 なお日本骨髄バンクによると骨髄提供の場合、骨髄採取に伴う4日から6日間の入院のほか、検査や自己採血など8回前後通院が必要となる。
 昨年11月末現在の県内の登録者数は1万5344人で、全国は52万8161人。移植希望者の累計は県内で602人、全国で4万6009人。県内の移植数は201件で、採取数は312件となっている。
 ドナー登録は県中保健福祉事務所で受け付けている。
 市の助成に関する問い合わせは市健康づくり課(℡88―8122)、ドナー登録に関する問い合わせは県中保健福祉事務所(℡75―7817)まで。