昨年1年間で出火件数は70件

 須賀川地方広域消防組合(水野弘美消防長)は昨年1年間の火災発生・救急出動状況をまとめた。須賀川・岩瀬・石川8市町村の出火件数は70件(前年比14件増)だった。
 8市町村出火件数のうち、建物火災30件(同3件増)、林野9件(同2件減)、車両5件(同増減なし)、その他26件(同13件増)。傷者は15人(同4人増)、死者は2人(同1人減)だった。
 このうち須賀川市は出火件数28件(同1件減)。内訳は建物火災10件(同2件減)、林野3件(同3件減)、車両3件(同増減なし)、その他12件(同4件増)、傷者は5人(同4人減)、死者は0人(同3人減)。
 鏡石町は出火件数7件(同増減なし)、建物2件(同2件減)、林野0件(同増減なし)、車両1件(同増減なし)、その他4件(同2件増)、傷者は2人(同増減なし)、死者は0人(同増減なし)。
 天栄村は出火件数8件(同5件増)、建物3件(同2件増)、林野1件(同増減なし)、車両1件(同1件増)、その他3件(同2件増)、傷者は2人(同2人増)、死者は1人(同1人増)。
 須賀川・岩瀬地方でみると、特に休耕田や枯れ草などその他火災が大幅に増えており、野焼きなどに注意を呼びかけている。
 また住宅火災による死者1人は65歳以上の高齢者で、住宅用火災警報器は設置されていなかった。
 管内の住宅用火災警報器設置率は72・8%で、全国82・3%、県77・4%に比較しても低く、同組合では取り付け支援サービスやイベントでのPR等で設置促進を図っている。
 出火原因はたき火が最も多く、全体の3割を占める。次いで放火(疑い含む)、電気配線と続く。
 昨年1年間の救急搬送件数は5366件(前年比19件減)、搬送人員は4958人(同37人減)。
 前年は熱中症が多発したが、昨年は比較的落ち着いていたため件数・人員ともに減少した。また交通事故での搬送が前年から大きく減少した。
 一方で自然災害や火災事故、水難事故での搬送に増加がみられた。
 搬送人員を年齢別にみると、高齢者が2997人で全体の60・4%と最も多かったが、前年の3104人(62・1%)と比較すると107人減少した。