交通死亡事故ゼロ315日に

交通安全に願いを込めてダルマに目入れする大木会長

 交通安全原点回帰スローガン「須賀川・岩瀬からはじめよう 交通安全」のもと活動を展開する須賀川地区交通関係団体や須賀川署の成果により管内の交通死亡事故0件の記録が8日現在で315日間続いている。須賀川署に記録が残る平成7年以降最長であり、関係者からは同署始まって以来の快挙との声も聞かれる。1年間の大記録に向け、9日に宮の杜のリクシル総合技術研修センター滑川神社祭場で交通安全祈願祭が行われた。
 須賀川署管内の交通死亡事故は昨年2月に3件相次いだ。非常事態を受け、同署と交通関係団体は街頭広報活動などに力を注ぎ、交通マナーの向上とルール厳守の徹底を呼びかけた。
 同署は特に横断歩行者の安全を確保するため「須賀川から はじめよう 歩行者ファースト」をスローガンに、横断歩行者妨害を1年間で205件取り締まるなど、「運転者の義務」に対する認識の欠如を正した。
 また各季節の交通安全運動では街頭PRやテント村など関係者が協力しながら様々な工夫を凝らして啓発活動を展開した。
 その結果、昨年1年間の交通死亡事故は2月の3件(前年比2件減)のみに留まり、交通事故件数も129件(前年比77件減)で平成7年以降最少を記録した。傷者数は156人(同71人減)、物件事故は2204件(同119件減)といずれも2年前より改善がみられた。
 管内の交通死亡事故ゼロ日数はこれまで平成26年9月16日から27年6月5日まで262日間が最長だったが、現在記録は50日間以上に伸びている。
 このままゼロが続くと約50日後の2月27日に365日間を達成する。
 なお交通死亡事故は平成7年の16件以降概ね減少傾向にあり、平成27年3件、28年6件、29年4件、30年5件で推移している。
 同署によると昨年の交通事故は例年と同じく追突事故と出合い頭が多く、また通勤通学と薄暮の時間帯に多く発生した。
 各地域ではボランティアらが通学する児童を見守る活動を行っているほか、同署も井上俊彦署長自らがパトロールに繰り出すなど、交通事故防止に力を入れている。
 交通安全祈願祭は佐伯泰信滑川神社宮司らが神事を行い、大木会長、井上署長、須賀川市交通対策協議会長の橋本克也市長ら関係者が神前に玉ぐしをささげ交通安全ダルマに目入れした。
 大木会長、井上署長、市町村交通対策協議会長を代表して橋本市長があいさつし交通事故撲滅へ理解と協力を呼びかけた。