丸田町町内会で町づくりの会を発足

住民と意見を交わす鈴木会長

 台風19号豪雨で大きな被害を受けた須賀川市の丸田町、館取町、茶畑町の一部の有志らは、今後同様の被害を防ぐため「安全で安心して暮らせる町づくりの会」を発足した。発足説明と意見交換会は12月29日、丸田町会館で開かれ、約70人が現状の課題を共有し、住民主体の活動へスタートを切った。
 役員選出で会長に発起人代表の鈴木重さんを選任した。
 鈴木会長は昭和40年代の区画整理から始まる地域の歴史を振り返り「なんとかもう一度安心して暮らせる町を取り戻すため、皆さんと一緒に現状を打破したい」とあいさつした。
 また安積昭好丸田町内会長は「町内会29組中、被害のなかったは1組だけで、館取町の住民から『私たちに正月なんてない』と言われたこともあり、活動を急ぐため年末に発足した。協力して再び住める安心して町にしたい」とあいさつした。
 来賓の宗方保県議、渡辺康平県議、横田洋子市議、堂脇明奈市議があいさつした。
 目標として①館取町地区釈迦堂川堤防のかさ上げ②釈迦堂川の川底の掘り下げ及び4号線から下流の拡幅③高排水能力ポンプの設置④地域コミュニティ再建のための支援などを掲げ、国や県、市に対して要望活動を展開する。
 また町内は未だ実家や親類の家などに避難している家庭も多く、回覧板も十分に回らないため、同会の発足も周知しきれず、参加者に入会勧誘の協力を呼びかける。
 意見交換では住民から「これまで2回の大きな被害を受けた。本当に住んでいいのか」などやり場のない不安を出し合ったほか、堤防上の桜並木は安全か、釈迦堂川の脆弱な箇所に対する対策は、など様々な意見が出され、鈴木会長や事務局の大寺正晃市議らが見解を説明した。
 また行政との対話の機会を望む声も多く聞かれた。
 役員は次の通り。
▽会長=鈴木重▽副会長=村山広嗣▽会計=鈴木孝▽事務局=大寺正晃