遠藤町長に募金を手 渡す渡辺委員長たち

 天栄村の小・中学生による模擬議会は26日、村役場議場で開かれ、部活動など身近な話題から商工業、人口減少対策など村政について幅広く質した。
 村の施策やまちづくりに関心を深めてもらうとともに、生徒の意見や提言を村政運営の参考にし、中学生の主権者教育の一助とすることを目的に、今年で2回目。中学2年6人と新たに小学6年4人が加わり登壇した。
 議長は廣瀬和吉村議会議長が務め、通常議会と同じく会議録署名議員の指名、会期の決定など本格的に進行した(質問者、質問内容は既報)。
 大里小の小針杏奈さんは地区内の外灯設置計画、道の駅季の里てんえい前の横断歩道設置―の2点を質した。
 外灯設置について関係課長は、通学路安全推進協議会で必要な場所を協議して外灯を設置しており、必要と思う場所があれば学校の教諭に伝えてほしいとした。横断歩道設置については、道の駅を新しくするため工事を進めており、横断歩道や信号機の設置など検討を進めていくとした。
 湯本小の田代博美さんは人口減少対策の今後の予想と対策について質問した。
 関係部長は、昭和30年と現在を比較し、人口が増えているのは広戸地区のみで、特に湯本地区は人口が6割減っているなど現状を説明した。対策として田代さんは若者の働く場としてIT関連企業の誘致や、今後さらに必要とされる介護職の養成施設設置などを提言した。
 天栄中の松川君は鳳坂トンネル開通後の産業振興について、会津地方に観光客が流失しないための対策を質問した。
 関係部長は、天栄米や長ネギ、ヤーコンをはじめとするオリジナルブランドの新たな取り組みや6次化を含めた加工品などの開発などを積極的に進めると考えを伝えた。
 質問した児童・生徒らは「一生心に残る日となった」「いただいた回答についてクラスで話し合い、理解を深めていきたい」などと感想を述べていた。
 廣瀬和吉村議会議長は「村の振興に役立つ質問だった。この経験を学校生活に活かし、将来に役立ててほしい」と講評した。