台湾遠東航空が全便停止

 台湾の遠東航空は12日、福島空港―台湾連続チャーター便を含む全便の運航を13日から停止すると発表した。同社の長期的な赤字により資金調達が困難になったためで、チャーター便から国際定期路線の復活につなげることを目指していた関係者に動揺が走った。須賀川市も来年1月16日発の「市民の翼・台湾の旅」を企画していたことから対応に追われている。
 同社は同日付で営業停止事務に関わる職員を除く全従業員約1000人を解雇するとしており、事実上の経営破綻とみられる。
 福島、新潟、秋田の各県と台北を結ぶ便や台湾本島と離島を結ぶ全便が13日を持って停止となった。
 福島空港の台湾連続チャーター便は今年4月から毎週木曜と日曜に2往復で運航されていた。同便は2年間継続される予定で、須賀川市も国際便の利用を促進するため独自の助成制度を今年度から新設するなど期待を寄せていた。
 福島空港の台湾便は10月末までに108便1万1072人(前年同期40便5192人)が搭乗し、搭乗率は62・1%、座席販売率は73・1%で、台湾発便の多くはほぼ満席だったが、福島発の平均搭乗率は約6割程度だった。
 福島発の集客不足のため、今年7、8の両月には同便6往復12便が中止となるなどの課題もあった。
 県は年末年始に台湾旅行を計画していた利用者もいるとして、別の航空会社などに振り替えができないかどうかを含め、検討・調整を進めている。
 須賀川市の「市民の翼・台湾の旅」は同便を利用する計画であったが、現時点で中止の決定はしていないものの、今後の対応について早期の検討が求められている。