久来石―矢吹北浦4車線化は現道拡幅

 国土交通省は国道4号の鏡石町久来石―矢吹町北浦間(総延長約5㌔)について、現在2車線の現道を拡幅して4車線化する方針を固めた。一部バイパスなど2案を検討してきたが、4日の社会資本整備審議会道路分科会の東北地方小委員会で現道拡幅案が示された。2年後の2021年着工を目指している。
 国道4号線鏡石町高久田―久来石区間の4・5㌔区間の4車線拡幅事業を平成21年度から進めてきたが、全体の北半分にあたる高久田―不時沼の役場前交差点約2・3㌔区間がほぼ完成し、年内開通の見通しとなった。南半分の不時沼―久来石間は拡幅工事着工中で明確な完了時期は今のところ示されていない。
 鏡石久来石―矢吹北浦間は2車線のため、矢吹中町交差点周辺の混雑や渋滞が元になった交通事故が相次いでいた。鏡石町や矢吹町など沿線5市町村で4車線化整備促進期成同盟会を組織し、同区間の早期事業化など要望活動を行ってきた。
 国交省は昨年末、現道を拡幅した全線4車線化と市街地部分をバイパス化し南北部分の4車線化の2案を検討していたが、一部バイパス化に比べて全線拡幅の方が両側に歩道を整備でき、通学路としての安全性を確保できると判断したため、現線4車線化を採用した。
 鏡石区間の拡幅工事は平成15年度の都市計画決定から一部完成まで16年以上が経過していることから、久来石―北浦間の拡幅工事も完成までに長期間かかることも懸念される。さらに泉崎村以南の4車線化の目途は立っていないため、中通りを縦断する国道4号拡幅工事完了までには相当な期間を要するとみられる。
 まもなく開通が見込まれる高久田―不時沼役場前交差点は国交省の調べで、県内でも有数の混雑区間として知られており、今回の4車線化により渋滞や混雑、事故などが大幅に減少されるものと期待されている。