福島空港不法侵入事案の対応訓練

本番さながらに不審者を取り押さえる警察官

 福島空港の制限区域内における「不法侵入事案対応訓練」は4日、空港保安委員会構成24機関やオブザーバー3機関が参加し、実際の警備体制や有事の通報手順、安全確保、不審者の捕捉など一連の対応について説明を交えながら実施し、さらに万全な保安体制の確保に力を合わせた。
 空港制限区域への不法侵入事案発生時に、航空機と空港利用者らの安全を確保し、すみやかに事案を解決できるよう訓練を行い、空港保安体制の強化を図ることが目的。
 訓練は空港車両用ゲートから車両が入場し、車両の影から不審者が侵入したことを想定した。
 不審者に気付いた警備員が立ち入り許可証の提示を求めたが、不審者は振り切って制限区域内を逃走。警備員は直ちに侵入事案発生を通報し、空港関係機関は連携して侵入者を追跡して取り押さえた。その間、一般職員に2次被害が及ばないよう、職員らは身を守る道具などを手に建物内に避難するなど、安全確保の手順なども訓練し確認した。
 これまで訓練では予め本番と同様の配置についた職員が自らの対応手順を遂行する方法をとっていたが、情報共有を図り、より強固な保安体制を築くため、参加者のほとんどが一カ所に集まり対応を確認しながら、状況に応じて移動しつつ行う訓練となった。
 訓練を受けて玉川善徳空港事務所長は「来年はオリンピックもあり、また国際チャーターも活発化していることから海外の利用者も増えている。訓練を活かし、万全の体制を確保していきたい」と話した。