JT跡地に新たな産業拠点「DPL須賀川」

DPL須賀川外観パース

 大和ハウス工業(本社大阪市・芳井敬一社長)は来年2月1日に着工、令和3年1月操業を予定する大型マルチテナント型物流施設「DPL須賀川」をJT須賀川工場跡地に建設する。2年前に竣工した「DPL郡山」に次ぐ県内2棟目の物流施設で、遅くとも令和3年前半までには併設する製造テナントの分譲完売を目指している。
 DPL須賀川はJT須賀川工場跡地の東側に位置し、敷地面積4万7600平方㍍、鉄骨平屋建て延べ床面積3万2100平方㍍で、最大4テナント入居(各8000平方㍍)でき、誘致テナント企業の様々なニーズに対応可能となる。
 東北地区と北関東県をつなぐ重要拠点の一つに位置づけられ、東北自動車道須賀川ICや国道4号線、福島空港など、物流エリアの広域化・複雑化が進む中でも交通アクセスに優れた好立地となっている。

浦川常務、橋本市長の記者会見

 またDPL須賀川の隣接地には2区画約2万平方㍍の工業団地を設け、製造施設や研究所など事業展開に沿った企業誘致を図っていく。現在は県内外の企業と協議を進めており、早ければ物流テナントが完成する来年12月、遅くとも令和3年前半の分譲完売を目指す。
 DPL須賀川地鎮祭は3日に現地で行われ、浦川竜哉大和ハウス取締役常務らが鍬入れをして工事の安全を願った(一部既報)。
 地鎮祭終了後の記者会見で浦川常務は「物流センターと生産施設のセットで開発を行ってまいります。工業生産高東北一を誇る福島の底力を感じており、企業誘致により県内外で540人(物流センターで100人)の雇用創設を目指していきます。市の発展に寄与する拠点が出来るものと考えています」と述べ、製造・物流・食品製造・食品卸・イーコマースなど幅広い分野の企業に誘致を図っているとした。
 橋本克也市長は市が希望する物流・産業拠点としての活用に合致する計画に改めて感謝し「市の産業発展に大きく貢献いただき、福島県の復興に大きくつながっていかれるものと期待しております」とあいさつした。
 茶畑町のJT跡地は市がこれからの須賀川発展を担う産業拠点と位置付け、雇用・定住人口増が見込める物流・製造分野の企業誘致を目指して12億7000万円で購入した。
 企業選定に向けて審査委員会を設けて計7回の協議を行い、公開プレゼンテーションで大和ハウス工業が提案した整備案を採用した。
 大和ハウス工業は13億2000万円で取得し、市が誇る全国トップクラスの企業誘致奨励制度を活かして物流と製造の相乗効果を目指し、須賀川病院向かいの東側に物流倉庫、西側住宅地近くに工業団地を造成する。
 DPL須賀川は竹中工務店が設計・施行を請け負い、総投資額は約50億円を見込んでいる。