「天栄米」10度目の世界一

金賞を受賞した内山正勝さん(左)と長男耕一さん

 第21回米・食味分析鑑定コンクール:国際大会は30日と12月1日、千葉県木更津市で開かれ、天栄村柿之内の内山正勝さん(70)の「ゆうだい21」が最高部門にあたる国際総合部門最高賞の金賞を受賞した。天栄米栽培研究会の受賞としては平成29年の第18回大会以来3年ぶり10度目で、“世界一”に返り咲いた喜びを会員らが分かち合った。
 米・食味鑑定士協会の主催。今年は国内外から5143検体が出品され、事前に行われた1・2次審査で食味分析計や味度計を使いノミネート者130人を決定した。
 大会当日に3次審査が行われ約30人の審査員が官能審査を行い、金賞と特別優秀賞を決めた。
 内山さんは、米の自由化で米価が下落する中、仲間たちと平成19年に天栄米栽培研究会を結成した。
 これまで同大会では平成21年から9年連続金賞に輝く偉業を達成していたが、10度目を惜しくも逃す年が続き、今回の受賞は全会員の悲願だった。
 受賞米の「ゆうだい21」は同研究会が平成26年から試行錯誤を続け、同研究会10回の金賞のうち5回を同品種が獲得している。昨年から本格栽培を開始し、甘味も強く冷めても美味い米として高い評価を得ている。
 内山さんは今回の受賞について「大きな災害もあり、我々農家にとって本当に大変な時期の中、天栄米栽培研究会のメンバーの絆で、ようやく10回目の金賞を受賞できたことは、今後の農業生産活動大きな励みと同時に、村および県の励みにもなれたら幸いと思っている。この受賞も個人の受賞ではなく、今まで研究会で培ってきた勉強の成果と思っている」と喜びを語った。
 また同部門では長男耕一さん(45)も特別優秀賞を受賞、「就農して間もないですが、米づくりを先輩方から学んで引き継ぎ、自分たちの世代でもこの取り組みを伸ばしていけるように頑張っていきたい」と述べた。
 添田勝幸村長は「悲願していた10回目の金賞をようやく受賞出来て、大変うれしく思う。この受賞を契機として、今後も天栄米栽培研究会の皆さんと研究を重ねて、より安全で安心な、より美味しい米づくりに専念し、国内はもとより世界へ情報を発信していきたいと思う」とたたえた。